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電子内容証明エラー対処法:「すべて文書確認を行っていないが差出し」表示から進まないとき

Windows 7 (32bit版)を利用している方で、電子内容証明郵便を今までは問題なく発送できていたのに、最近急に発送の処理ができなくなった方がいるのではないでしょうか。

症状としては、送付文書をPCで作成し、電子内容証明ソフトで宛先等を入力してブラウザでアップロードを行った後、送付文書の最終確認を行うところまではできるのですが、内容確認を行っても差出ボタンが  「すべて文書確認を行っていないが差出し」 のまま変わらず、しかもこのボタンを押しても送信ができないというものです。

事務所のPCがこのような状態になったので、原因を調査したところ、知らないうちにWindows7にInternet Explorer 10(以下、「IE10」)が自動インストールされていたのが原因でした。マイクロソフトの方針で平成25年5月頃に自動的にIE10がインストールされることになったにもかかわらず、まだ電子内容証明サービスがIE10に対応していないのです。

同様にお困りの方もいるかと思うので、以下に対処法である、①IE9へのバージョンダウン方法と、②IE10の自動インストールの無効化の方法を記載しておきます。 (なお、本記事記載時点ではIE9へも正式には対応していないようですが、私が利用している限りではWindows7(32bit版)でIE9を用いて問題なく送付が可能です。)

第1 IE9へのバージョンダウン

  1. 左下のWindowsのスタートボタンをクリックし、スタートメニューの一番下の「プログラムとファイルの検索」と書かれたテキストボックス内に、「プログラムと機能」と入力し、Enterを押す。
  2. 表示されたウィンドウ内の左側にある「インストールされた更新プログラムを表示」をクリック
  3. 表示されたリストの中から「Internet Explorer 10」 をダブルクリックし、アンインストール。 表示に従って再起動を行う。
  4. Internet Explorerを開き、ツールバーから「ヘルプ」>「バージョン情報」を選び、Internet Explorer9と表示されれば完了です。

これで、電子内容証明郵便のソフトを従来通り操作すれば、送付ができます。ただ、このままだとまた自動でIE10がインストールされてしまうので、以下の手順を行います。

第2.IE10の自動インストールの無効化

以下のリンクから、Microsoft公式の「Internet Explorer 10 自動配布の無効化ツールキット」をダウンロードします。

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/confirmation.aspx?id=36512

このページに記載されたインストール方法に従って、無効化ツールをインストールすれば、今後自動的にIE10がインストールされることはありません。今後、電子内容証明のサービスがIE10に対応した場合は、手動でIE10をインストールすればよいでしょう。

(コマンドプロンプトを利用する必要があります。「CD」コマンドや「DIR」コマンドの使用方法がわからない方は、以下のページに基礎的なことが書いてあるので参考にしてみてください。

参考 http://zkqemn21.s22.xrea.com/doscommand.html )